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麦収穫ピーク 愛知県一の産地西尾市で

2018.6.6

麦の収穫風景
麦の収穫風景

 西尾市で6月3日より麦収穫が一斉にスタートしました。6月4日には市内のカントリーエレベーターが荷受けを開始。市内の水田農家は盛んにコンバインを走らせ、麦収穫を行っています。
 JA西三河農作業受託部会の市川茂弘部会長宅では17㌶で麦を栽培。6日ごろから予報されている雨の前に収穫を行おうと、従業員とともに収穫作業に取り組んでいました。市川部会長は今年の作柄について「5月に雨が多かった影響が心配されたが、品質や収量に影響は見られなかった。平年並みを期待している。天候に注意しながら適期の刈り取りを行いたい」と話しています。
 西尾市では48人の農家が約1,280㌶の水田で年間に7,000㌧(平成29年度)の麦を収穫する、愛知県内1位の麦産地。同JAでは2015年度より、県産の多収性品種「きぬあかり」の比率を全体の圃場面積の約80%まで高め、収量増を狙っています。またパン・ラーメン等の製造に適する新品種硬質小麦「ゆめあかり」の栽培試験や、カントリーエレベーターの整備を行い、農家収入増に向けた対策を進めています。