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冬春キュウリ機械出荷開始 定植後の天候安定で出足順調

2018.11.6

 選果ラインにキュウリを並べる選果員
選果ラインにキュウリを並べる選果員

 JA西三河きゅうり部会は11月3日、同JA池田センターでの冬春キュウリ機械選果を開始しました。今年は10月の定植以後の天候が安定し、十分な日照量のもとで順調に生育。例年並みの順調な出足となっています。
 出荷開始の3日には、16人の生産者が約1㌧を池田センターに出荷。パート選果員が選果ラインに並べ、等階級別に選果されたキュウリを箱詰めする作業に取り組んでいました。11月下旬から12月ごろにはすべての生産者が出荷を開始し、本格的な出荷シーズンを迎える見込みです。
 同部会の平井優部会長は、「今年は例年以上の出荷が十分見込める。部会としてもICTなどの取り組みを通して全体のレベルが向上し、新技術試験にも取り組んでいる。今後は新規就農希望者の受け入れなどを通して後継者をつくっていけたら」と話しました。
 JA西三河きゅうり部会は西尾市内の冬春キュウリ生産者40人で組織し、年間に約3,000㌧を生産。JAあいち中央胡瓜生産部会とともに、「三河みどり」のブランド名で主に愛知県内の市場へ出荷しています。2015年より部会全体でICTツールの活用に取り組み、技術力の高い農家による栽培環境・肥培管理のノウハウを共有しマニュアル化するなど、部会全体の技術向上に努めています。