新着情報

ロイヤルマム  出荷会議で市場担当者と情報交換

2019.12.5

あいさつする黒田組合長(中央)

 市内の輪菊生産者で組織する西三河南部菊共選組合(ロイヤルマム)は11月25日、吉良町で出荷会議を開きました。取引市場の担当者と活発的に情報交換を行い、「儲ける農業」へつなげていきます。さらに会場では同組合婦人部によるアレンジフラワーを披露し、市場担当者へ西尾産輪菊の魅力をアピールしました。
 この日、生産者や取引のある4市場の担当者ら23人が参加。出荷会議は毎年この時期に開催しており、市場の情勢報告や組合の活動内容などを報告し合っています。黒田清隆組合長は長期にわたる単価低迷に触れつつ、「市場の意見を参考に、余力の残せる経営をめざしていただきたい」とあいさつしました。
 昨年は空梅雨、過日照により盆出荷は例年より前倒しで、春先から続く渇水の影響で病害虫被害に苦労した年でした。今年は冬場の高温により前進傾向となっています。
 同組合は年間約510万本生産し、この時期は冬菊「神馬」を栽培。「ばら受け選花」体制や採花一週間前のハウス巡回により、高品質な輪菊の出荷を実現しています。また昨年より平準出荷をめざして新たに年間の出荷計画を作成しており、年間523万9000本の出荷を目標としています。安定出荷により供給力を向上させ、農家所得増をめざします。