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天敵導入版の西尾梨栽培暦を作りました!

2019.12.18

改良した西尾梨栽培暦

 当JAでは、西尾梨での天敵製剤や交信撹乱剤利用による環境に優しいナシ作りに取り組んでいます。天敵製剤利用にあたり、西尾梨栽培暦に「ミヤコバンカー」を加えた天敵導入版へ改良。関係機関との連携を図りながら、産地へ取組みの定着を図っていきます。    
 食の安全と環境保護への強い関心が高まる一方、生産現場で難防除病害虫の対策や、薬剤抵抗性が問題となっていることを背景に、JAでは2018年より西尾梨での天敵製剤利用による防除体系の確立に取り組んでいます。2018年に1人の梨生産者が試験的に「ミヤコバンカー」を導入し、2019年は3人の生産者が導入しました。導入によって農薬散布回数の削減など省力化にもつなげています。
 暦の作成においては記載する農薬を見直し、導入時の参考とします。ミヤコバンカーを導入した生産者からは「わかりやすい」と好評。小牧センターの長谷豊さんは「作成にあたって多くの方の協力をいただいた。導入希望者が導入に踏み切れるようなサポートになれば」と話し、導入希望者のハードルが下がることを期待しています。