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熱田神宮農業功労者に渡辺重利さん、県農林畜産物品評会には市内より71点入賞

2019.12.26

渡辺夫妻(写真中央)と優秀賞入賞者のみなさん

 JA愛知中央会と熱田神宮豊年講は12月20日、名古屋市の熱田神宮で第38回熱田神宮農業功労顕彰式と、第69回愛知県農林畜産物品評会の表彰式を開きました。
 熱田神宮農業功労顕彰式では、西尾市巨海町の渡辺重利さん(69歳)が受賞しました。同顕彰は県の農業・農村の振興に尽力し、その功績が顕著で他の模範となる人を顕彰する制度。20年以上にわたる小学校での食農教育活動の功績を称えられ、この度の受賞に至りました。渡辺さんは昭和44年に就農し、食物アレルギーを持つ娘へ「食の大切さ」を教えていこうと決意したことが食農教育活動を始めるきっかけに。西尾市立寺津小学校の児童を対象とした食農教育活動を開始し、以後長きにわたって地域の子どもたちへ身近な農業の素晴らしさを伝えている点が評価されました。
 また農林畜産物品評会では県内より2,385点が出品され、特賞2点、優秀賞46点を含む388点が受賞。管内からは428点出品され、優秀賞8点、優等賞6点、優良賞14点、佳良賞40点、努力賞3点が入賞しました。審査長の県農業総合試験場の須田晃場長は、年間を通じて天候変動が多く、農畜産物の栽培・管理が困難であったことを踏まえて「今回出品された農林畜産物はいずれも品質に優れ商品性も高く、生産者の丹精込めた努力のあとが十分にうかがえた」と講評しました。

 

優秀賞受賞者は次の通り(敬称略、カッコは町名・品目)。

▼愛知県知事賞=稲垣啓(上町・茶)、加藤庄蔵(鳥羽町・みかん)
▼熱田神宮賞=沢辺敏克(寄住町・鉢物)、名倉正雄(尾花町・大豆)
▼愛知県農協中央会長賞=小笠原薫(花蔵寺町・大豆)、藤田正樹(一色町・カーネーション)
▼愛知県厚生農協連合会長賞=大竹明日香(東浅井町・きゅうり)
▼熱田神宮みのり会長賞=岩瀬佳代(奥田町・うるち玄米)