新着情報

花と緑で暮らしに彩りを 県補助事業活用し、市へ花贈り

2020.5.22

市役所の玄関ロビーで展示

 愛知県が行う新型コロナウイルス感染拡大に伴う経営支援の一環で、出荷調整で市場に出せない花きを無償で利活用先に提供し、公共施設等で展示する取組みが西尾市で始まっています。当JAは行政と協力して、日常に花や緑のある暮らしを定着させ、花きの購買意欲を高めてまいります。
 西尾市は全国でもトップクラスのカーネーション生産量を誇り、花き生産が盛んな産地。新型コロナウイルス感染拡大防止によるイベントや冠婚葬祭の自粛により大きな影響を受け、農業経営に不安が広がっています。管内では6月末までの間に県補助事業を通じてカーネーションやバラ、菊、デルフィニウム、鉢物などを利活用先へ順次届けていく予定。JAでも利活用先への納品をはじめ、各支店や事務所などで積極的に市特産である花や鉢物を飾り、地域農業の経営支援を行います。あわせて日本花き振興協議会が打ち出した新たなプロモーション戦略となる、「母の月」と「父の月」の周知にも力を入れていきます。

 

市役所の職員(左3番目)へカーネーションを届ける「匠」の皆さん

 5月21日には、西尾市のカーネーション生産者で組織するJA西三河切り花グループ「匠(たくみ)」が、活用目的で展示してもらおうと西尾市役所へカーネーション約6,000本を届けました。受け取った農水振興課の担当者は「市役所の玄関ロビーや市内の保育園・幼稚園などの外部施設で飾らせていただく。行政からも花きの魅力と癒しを発信し、花飾りの定着と消費拡大を図って花き業界を応援していきたい」と話しました。また同日には、JA西三河デルフィニウム部会や個選のカーネーション生産者などの花きが市役所へ続々と届けられました。