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夏菊「精の一世」が出荷スタート!

2020.5.27

収穫作業にあたるロイヤルマムの黒田清隆組合長

 当JAの2か所の選花場では、夏菊「精の一世」の集出荷が5月16日より始まりました。販売需要が高まる盆前の8月上旬から秋の彼岸にかけて出荷最盛期を迎え、ピーク時には1日3万本を選花し、東海・関東・東北方面へ出荷します。
 西尾市内の輪菊生産者10人で組織する「ロイヤルマム(西三河南部菊生産組合)は、葬祭業者向けに年間を通じて安定出荷しており、冬場は「神馬」、5月から9月下旬には「精の一世」を生産。4月、5月に定植した菊は盆・彼岸用に出荷されます。今後は高温による葉先の日焼けが懸念されるため、梅雨明けに被覆材をハウスの屋根に塗るなどして日差しを軽減していきます。
 「ロイヤルマム」は一年を通じて安定供給できるよう生産の平準化に努め、6.6㌶で年間約510万本生産。生産者が持ち込んだ輪菊をパート選花員が一本一本確認する「ばら受け選花」体制を行っていることが最大の特徴です。第三者による出荷規格の徹底により高いブランド力を維持しており、他産地に比べて日持ちすると市場からも高い評価を得ています。また採花一週間前のハウス巡回で選花基準の確認・徹底を行い、高品質な輪菊の出荷を実現。さらにIPM(総合的病害虫管理)の試験導入、農業用ICTツールの活用、取引市場との活発的な情報交換などを通じて、生産性向上や有利販売につなげています。