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トマト出荷盛ん、旬を味わいながらコロナに負けない体づくりを

2020.6.1

重量を揃えてパックに詰めするパート選果員

 西尾市では5月、海岸近くのミネラル豊富な土壌を活かしたトマト生産が最盛期を迎え、5月上旬には大玉トマト「桃太郎トマト」、中下旬にはミニトマト「キャロル7」の出荷量が伸びています。
 JA西三河吉田トマト選果場では、多い日に一日で大玉3.3㌧、ミニトマト約1㌧を集出荷。大玉トマトは階級別に箱詰めし、ミニトマトは重量を揃えパックに詰めて出荷します。主な流通先は、県内市場や関東方面。5月は年間を通じて出荷量が一番増える時期で、この1ヶ月で69㌧(大玉53.4㌧、ミニ15.6㌧)と年間出荷量の約2割を占めています。今年は盆明けから9月の定植時期が高温であったため、根の張りが悪く例年に比べて出荷量はやや少なめ。JA小牧センターの犬塚雅輝センター長補佐は「ミニトマトは今が一番おいしい時期。リコピンなど健康にうれしい成分を豊富に含むトマトを食べて、おいしく免疫アップを図ってほしい。コロナに負けない体づくりに役立ててもらえたら」と呼びかけました。大玉・ミニともに出荷は7月上旬まで続く見込みです。
 市内のトマト生産者を中心に組織するJA西三河トマト部会は、年間で大玉トマトを約360㌧、ミニトマトを約90㌧生産。土耕栽培は水耕栽培に比べてトマト本来の味が濃く、取引市場から高い評価を得ています。ミニトマトは、完熟房取りミニトマト「赤美味(あかうま)」のブランド名で販売。通常、赤く実ったものから順に収穫しますが、「赤美味」は房ごと全体を完熟させてから収穫します。5月は糖度が10度以上と特に高く、トマト本来のコクと深みも味わえると消費者からの人気もあります。また2015年より東急ストアのプライベートブランド「コクうま」としても毎年販売しており、4割は関東方面へ届けています。