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環境にやさしい西尾梨 ミヤコバンカー説明会

2020.6.1

 JA西三河は5月28日にナシ栽培で使用するバンカーシートの「ミヤコバンカー」の説明会をJA小牧センターで開きました。西三河地域では18年からナシへ導入を開始しており、今年も積極的に取り組んでいます。
 説明会には5人の生産者が参加し、うち2人が新規の参加者で、残り3人は昨年から試験的に使

説明を受けながらミヤコバンカーを設置する阪部さん

用しています。説明会では、県、メーカー、JAあいち経済連の担当者の指導の下、ミヤコバンカーの組み立てを行ったのち、昨年も参加した阪部春之さんの西尾市吉良町のほ場へ移動し、設置方法を学びました。
 新規の参加者は「環境にやさしいので興味があった。実際に体験者の話も聞けて参考になった」と話ていました。担当したJA小牧センターの水野希美華さんは「去年作成された暦を活用し、改善点を探しつつより良い防除を検討していきたい」と話しています。

 バンカーシートとは、害虫の天敵を増やして防除する資材です。耐水性のある紙袋に、天敵パック製剤、産卵用のフェルト、保湿資材を入れて天敵が増殖しやすい環境を作り、ここから増殖した天敵が放出され、害虫を減少させる仕組みとなっています。化学農薬を使わずに防除の難しい害虫を削減できるため、環境にやさしい資材です。ミヤコバンカーはナシ生産の害虫ハダニを捕食する天敵ミヤコカブリダニを利用するバンカーシートの種類です。