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夏の味覚「幸水」出番 盆前に出荷最盛期

2020.8.11

選果風景

 西尾市では、梨の販売需要が高まる盆前の8月8日から10日にかけて「幸水」の出荷最盛期を迎えました。JA西三河あぐりセンター高河原では、ピーク時に1日6㌧を集荷し、安城市にある選果場を通じて名古屋方面へ出荷。今年は長梅雨による日照不足の影響が懸念されましたが、梅雨明け後の安定した天候により玉伸びもよくなり、糖度は12度~13度と例年通りおいしく仕上がっています。
 「幸水」は市内生産量の半数以上を占める主力品種。その後、8月24日頃より「豊水」の出荷が始まり、「あきづき」、「新高」と移り変わり、10月上旬頃まで出荷が続きます。
 西尾市では61人の生産者が約16.5㌶で「西尾梨」を生産。そのうちJAを通して年間約88㌧を出荷しています。「西尾梨」は産地全体で取り組む有袋栽培とIPM防除(総合的病害虫管理)を行っていることが特徴。果皮を美しく仕上げるとともに病害虫被害を抑え、農薬使用回数を減らして安全安心な梨づくりに取り組んでいます。また2年前より交信撹乱剤(性フェロモン剤「コンフューザーN」)やバンカーシートの導入も進み、コスト低減や労力削減につなげています。

 JAでは9月25日まで「西尾梨」の予約販売を行い、地元で採れた夏の味覚を地域にお届けしています。予約・問い合わせはJA西三河あぐりセンター高河原(☎0563-52-1873)まで。詳しくはこちらをご覧ください