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JA西三河稲作青年部×西尾市 卵パックでおはぎづくり、夏の思い出に共同企画

2020.9.2

動画作成に取り組む青年部の役員(右)

 市内の若手米農家で組織するJA西三河稲作青年部は毎年この時期、市の食育推進事業「親子で稲刈り体験」に協力し、地域住民向けに米づくりの楽しさや地域農業の大切さを伝えています。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためイベント中止となったことから、参加する予定だった14組の家族へおはぎの材料とレシピを送付。イベントや学校行事の中止が相次ぐ中、夏休みの思い出づくりになればと市と共同で企画しました。
 8月17日には、Aコープ西尾東部店で「簡単おはぎづくり講座」と題して動画を作成。青年部役員とJA・市の担当者ら9人が参加し、卵パックを使った一口おはぎ10個分の作り方を紹介する動画を撮影しました。動画は約4分間で、ごまときなこ2種類のおはぎの作り方のほか、食レポや生産者インタービューなども盛り込み、西尾市産米の消費を呼び掛けました。撮影した動画は映像制作会社が編集。9月1日には材料と一緒に視聴できる専用のURLを送りました。
 西尾市では、米・麦・大豆を2年かけて1作ずつ生産するブロックローテーションを実施。1,888㌶で年間約9,765㌧の米を生産しています。主な品種は「コシヒカリ」と「あいちのかおり」の2種類。また10年以上前より耕畜連携を推し進め、有機質肥料を利用した安全・安心な米づくりを行っています。今年も順調に生育が進んでおり、8月下旬より市内生産量の約4割を占める「コシヒカリ」の収穫が始まり、稲刈りシーズンを迎えています。