新着情報

内田修二さん、聖子さんが令和2年度農林水産祭で「内閣総理大臣賞」を受賞!

2020.10.22

トラクターを前に笑顔の内田夫妻

 寺津地区で米・麦・大豆を生産する内田修二さん・聖子さん夫妻が、令和2年(第59回)農林水産祭の農産・蚕糸部門で全国2位に当たる内閣総理大臣賞を受賞しました。「家族経営における大規模水田経営と高品質・高収量麦生産の取組」において、省力化・効率化の徹底による適期作業ときめ細やかな栽培管理、高単収・高品質麦生産の実現が高く評価されたもの。
 今回の受賞について修二さんは「驚きと同時に身の引き締まる思い。家族や従業員、パートの皆さんの協力のおかげ。この賞に恥じないよう、今後もさらなる効率化をめざしつつ良質な麦を生産していきたい」と受賞の喜びを語り、聖子さんは「大変光栄に思う。2人だけでなく、従業員やパートのみんなで頑張ってきた。本当に皆さんのおかげ」と繰り返しました。
 水稲45.3㌶、小麦35.6㌶、大豆34.3㌶を作付けする内田夫妻は、「丁寧に」「早く」「無理をしない」播種を心がけており、播種の工程を一番大切にしています。播種作業ではアップカットロータリーを使った耕起、施肥・播種の同時作業により作業時間の大幅な短縮と適期播種を実践。その一方で、敢えて手のかかる自走式コンポキャスターによる丁寧な施用により、単収増加と品質向上を実現しています。令和元年産の小麦10㌃あたりの収量は県平均を大きく上回る「きぬあかり」702㌔、「ゆめあかり」649㌔を確保し、1等比率も97.2%と優れた高収量かつ高品質な麦を生産しています。
 
 農林水産祭は国民の農林水産業と食に対する認識を深めるとともに、農林水産業者の技術改善及び経営発展の意識を高めるため、農林水産省と公益財団法人日本農林漁業振興会が共催。過去1年間の農林水産祭参加表彰行事(273件)において、農林水産大臣賞を受賞した465点の中から天皇杯、内閣総理大臣賞及び日本農林漁業振興会会長賞が選ばれます。内田さんは昨年12月の全国麦作共励会での農林水産大臣賞受賞を受け、農林水産祭に推薦されました。表彰は11月23日に明治神宮会館で開かれる農林水産祭式典で行われる予定です。