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おやさいクレヨン「西尾の抹茶」を市内限定販売 ~地元の特産品をより身近に~

2020.10.28

中村市長(右)へ「おやさいクレヨン」を手渡す本田代表(中央)と奥谷事務局長

 組合法人 西尾茶協同組合は10月中旬より、道の駅にしお岡ノ山や観光案内所など市内6か所で、おやさいクレヨン「西尾の抹茶」の販売を始めました。市内限定で400セットを販売。市外にはご当地の土産品として紹介していきます。
 西尾市は全国生産量の約20%を占める抹茶の産地。親子世代を中心に特産の「西尾の抹茶」を多方面で目にする機会をつくり、身近に感じてもらうことを目的としています。さらに製造途中に舞い散った抹茶を再利用することで、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献。今まで生産者ごとに再利用に取り組んできましたが、組合としては初の試みだといいます。
 10月27日には同組合の本田忠照代表理事と奥谷陽一郎事務局長が西尾市役所を訪れ、おやさいクレヨン「西尾の抹茶」100セットを西尾市へ寄贈しました。寄贈されたクレヨンは市内の子育て支援センターや児童館など計23か所へ配布される予定。本田代表は「組合としてSDGsに賛同しており、伝統と革新を含めて国内外へ展開していく中、今回は飲用や加工用に使用できなくなった抹茶を再利用した。クレヨンを通じて小さな子どもたちから広く『西尾の抹茶』が認知されることを願う」と話し、奥谷事務局長は「『西尾の抹茶』はここまで手軽に楽しめ、身近な特産品となっていることをぜひ知ってほしい」と付け加えました。中村健市長は「PRに加え、SDGsの観点から商品を作って有効活用されているのは素晴らしい」と称えました。

 「おやさいクレヨン」は米と野菜から作られたクレヨン。米ぬかから採れたライスワックスをベースに収穫時に捨てられてしまう野菜の外葉などを原料に使用し、リユースに役立てています。小さな子供も安心して遊べるよう、食品の着色に使用されるのと同成分のものを使い、万が一口に入れても安全な素材だけでできています。限定品カラー「西尾の抹茶」入りは青森県のクレヨンメーカーと協力し、今年4月より企画・立案。産業廃棄物の削減に向けて、イベントで使いきれなかった抹茶や飲料・加工用に使用できなくなったものを再利用しました。「西尾の抹茶」のほか、ゆきにんじん、りんご、とうもろこし、たけすみの5本入りで1箱1,100円(税別)。
 西尾茶協同組合は「西尾の抹茶」を生産する50人で組織し、世界40か国以上に約100㌧もの抹茶を輸出(2019年度)。うち10か国で「西尾の抹茶」が商標登録されており、世界的なブランドとして確立しつつあります。