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全国地域ブランド総選挙で「西尾の抹茶」が最優秀賞受賞、抹茶の日に全国一に輝く

2021.2.9

ビジネスプランを発表した学生の皆さん

 特許庁主催の「全国地域ブランド総選挙」の決勝戦が2月6日、オンライン形式で開催され、中部地区代表の「西尾の抹茶(チーム名:西尾×Tongali)」が最優秀賞を受賞しました。当日は西尾茶協同組合が創業150年を記念し、茶道で釜をかけて湯をわかす道具に風炉(ふ(2)・ろ(6))の語呂合わせから「抹茶の日」と制定した日で、記念日に見事日本一に輝きました。
 地域ブランド総選挙は、地元の学生が地域団体商標権者などへ取材を通じて知り得た地域ブランドの商品やサービスの魅力をインスタグラムで発信するとともに、今後の商品展開、ビジネスプランやPR方策などを競い合うコンテスト。2017年度から地域限定で開催しており、今年度から全国を対象としています。決勝戦には、全国より地区予選を勝ち剥いた9チームが参加。各チームがプレゼンテーションを行い、有識者を含む審査員による審査とオンライン視聴者による一般投票を経て、最優秀賞のほか受賞チームを決定しました。
 西尾の抹茶のPRに取り組んだのは、名古屋大学が事務局を務め東海地区を対象に起業家育成を行うTongali(とんがり)プロジェクトに参加する県内大学生と西尾茶協同組合。「西尾×Tongali」のプレゼンは西尾の抹茶の歴史や栽培法等について紹介するほか、愛知が誇る武将をデザインした抹茶飲料や消毒液をeスポーツ市場へ売り込むビジネスプランで、審査員からは「eスポーツという強いキーワードにハッとさせられた」や「可能性を感じた」などと高評価。全ての審査項目の合計得点が最も高いとして最優秀賞に選ばれ、あわせてプレゼンテーション及び一般投票の得点数が最も多いプレゼン賞も受賞しました。
 受賞を受け、Tongaliプロジェクトから参加した学生は「信じられない。チームや地域に恵まれ、みんなで勝ち取った賞。これからも様々な人に『西尾の抹茶』の魅力を伝えていきたい」と喜びを伝え、同組合の奥谷陽一郎事務局長は「茶業界にいいニュースが届けられて嬉しい。今後も学生の皆さんの想いを生かしつつ、西尾の抹茶のPRに取り組んでいきたい」話しました。