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都内花屋のサブスクで西尾市のカーネーション紹介 JA西三河切り花グループ「匠」

2021.3.12

話を弾ませる髙須さん(左)と上甲代表

 西尾市のカーネーション生産者5人で組織するJA西三河切り花グループ「匠(たくみ)」は3月4日、オンラインに販売の主軸を置く東京都の花屋・株式会社BOTANICの取材を受けました。同社がネット上で展開するサブスクリプション「LIFFT定期便」4月号で、以前より取引のある匠のカーネーションを紹介したいという申し出があり、今回の取材に至りました。
 定期便では厳選されたストーリーのある花と、その花に関するジャーナルを毎月1回セットで郵送。現在、都内を中心に500人ほどいる全国のユーザーへ花のある暮らしを届けています。
 この日、BOTANICの上甲友規代表取締役とインターンの有田美聖さんが西尾市を訪れ、渡辺康弘さんと髙須幸一さんのハウスを見学しました。花屋目線でカーネーションの魅力や栽培の苦労、生産者の想いなどを取材。また匠に所属するメンバー全員が駆けつけ、交流を深めました。
 今回の企画の趣旨について、上甲代表が「一般消費者にPRしたい花を毎月選んでおり、今回は匠のカーネーションの良さを紹介できたらと思った。花持ちの良さ、花色の豊富さなど、カーネーションはお客様の求めているものと合致している。『母の日』だけでなく、自宅で飾る習慣を丁寧に提案していきたい」と説明すると、生産者は「僕たちの作ったカーネーションが母の日だけでないとPRしてくれるのは有難い。購入してくれたお客様のもとで一時間でも長く楽しめるよう、引き続き高品質なものを届けていきたい」と応えました。

 切り花グループ「匠」は110種ものカーネーションを栽培しており、その中にはブライダル品種や希少品種も含まれています。少ロットで多品種を取り扱い、バラエティの豊富さと高品質が特徴。昨年は取引市場5社をはじめ仲卸業者や生花店を招いた「オープンハウス」を初めて開催しました。