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地元小学生がキュウリハウス訪れ、地域農業学ぶ

2021.6.4

織田さんの話を熱心に聞く児童ら

 一色東部小学校の5年生は5月25日と28日、社会科の食料生産を学ぶ授業で、一色町で冬春キュウリを生産する織田和弘さんのハウスを訪れました。
 農業人口が減少する中、生産量が増えている理由を探るため、生産者の努力を知り地域農業の将来を考えていくことがテーマ。地元の特産であるキュウリを通じて地域農業、ひいては全国の農業を学びます。
 この日、織田さんが所属するJA西三河きゅうり部会青年部メンバーも駆けつけ、即席のキュウリ授業を開校。農業用ICTツールを活用した情報収集や、天窓換気・潅水、暖房機をはじめ、あらゆる設備を自動制御し、植物にとって最適な環境下でキュウリを栽培していることを説明しました。また共計共販組織の西三河冬春きゅうり部会マスコットキャラクター「きゅりん。」を用いた販促活動のほか、「三河みどり」というブランド名で出荷していることなども紹介。児童たちはペンを片手にメモを取り、生育過程や販促活動などについて間近で見て学びました。
 両日ともに質問が飛び交い、子どもたちの「なぜ」に生産者は時間の許す限り丁寧に答えていました。参加した児童は「近くを通った時は今日のことを思い出したい」「いろいろな工夫が凝らされていて驚いた。僕も一度はキュウリを育ててみたい」と目を輝かせ、織田さんは「子どもたちがキュウリについて一生懸命学ぶ姿を見ると、自分ももっと頑張らなければと奮い立たされる」と笑顔で話しました。