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いちじく共進会 消費者に好まれるいちじくを目指して

2021.9.14

 

審査風景

 JA西三河いちじく部会は9月7日、JAあぐりセンター小牧で第21回西三河農協いちじく品質向上共進会を開催しました。
 同部会員から「桝井ドーフィン」2L・L規格・4パック(360㌘~450㌘)45点が出品され、西三河農林水産事務所農業改良普及課の大西浩章室長を審査長とした県・市・市場担当者など9人の審査員が糖度や外観、形状、割れなどを基準に審査を行いました。 
審査の結果、最優秀賞の西尾市長賞には尾崎志津夫さん(吉良町)が選ばれました。
 今年は暖冬、早い梅雨入り、長雨と気候変動が激しかったものの最高糖度は18.3と素晴らしい結果になりました。
 大西審査長は「8月に入ると梅雨のような天気が続いた影響で記録的に降水量が多くなり、低温、日照不足となる日が多く、着色不足、病害の発生しやすい状況が続いた。生産者の皆さんは適切な栽培管理に大変苦労されたことと思うが外観、糖度ともにすばらしいものが出品され、たゆまぬ努力が強く感じられた」と講評を述べました。
 今回受賞した8人のうち1人は当JAが開校している「いちじくスクール」の出身者の稲垣三千雄さん(中畑町)。卒講後、栽培歴3年ほどで見事な結果を収めました。同スクールは、愛知県、西尾市、JAあいち経済連と協力して、2015年に開校。卒講生20人が同部会に加入する。部会員の2割をスクール修了生が占め、全国一のブランド「西三河のイチジク」を支えています。

その他の入賞者は以下の通り(敬称略)
▼西尾市長賞=尾崎志津夫▼西尾市農業改良推進協議会長賞=岡安薫▼愛知県果樹振興会長賞=伴善章▼愛知県経済農業協同組合連合会長賞=遠山日出子▼西三河農協組合長賞=渡辺祐一▼セントライ青果株式会社 本社賞=冨永行男▼セントライ青果株式会社 本場支社賞=稲垣三千雄▼西三河農協いちじく部会長賞=倉地和男