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【サクのいもプロジェクト】佐久島でサツマイモの収穫

2021.9.21

次々とサツマイモを収穫する島民ら

 佐久島の島民団体「島を美しくつくる会」と西尾市、当JAは9月16日、佐久島の佐久島クラインガルテンの近く畑でサツマイモを収穫しました。
 同会をはじめ、島民や地域おこし協力隊、市、JA職員など約30人が参加。20㌃の畑の一部でつるあげ、マルチシートの回収、サツマイモの収穫作業を行い、約500㌔を収穫しました。この日収穫したサツマイモの一部は、21日に地元商店へ出荷する予定。収穫作業は10月末まで行い、計1.5㌧の収穫を見込んでいます。
 JAは島おこしと遊休農地対策として、5年前より同会等と共に佐久島のサツマイモ名産化を目指す「サクのいもプロジェクト」を進めています。人口減少と高齢化により増える遊休農地を活用し、化学肥料を使用せずに栽培。今年は島を訪れる観光客や地域の人に食べてもらいたいという願いから、地元商店で焼き芋を販売するほか、島で芋ほり体験、佐久島ナビステーションでの販売を計画しています。同会の鈴木喜代司代表は「今年は焼き芋に適したものが多く収穫できた。プロジェクトを通じて交流が活性化し、島内での協力体制も整ってきた。若い世代にも継承していけるような島民を巻き込んだプロジェクトにしていきたい」と展望しています。

 「島を美しくつくる会」は2017年より、佐久島への移住・定住・交流促進事業「島おこしのNEXTステージ」を開始。JAはこのうちの農業分野となる「農産物の栽培から収穫体験と移住後の生活に結び付ける取組」に参画し、「サクのいもプロジェクト」と題してサツマイモ栽培と加工品づくりに取り組んでいます。10月には行政等と連携したイベントも計画しており、参加者に佐久島産サツマイモを配り味わってもらうことで佐久島を盛り上げていきます。