JA西三河のこと

佐久島の農業振興・耕作放棄地対策へ市・島民団体と協力 サツマイモ特産化・芋焼酎を製造販売


サツマイモの収穫(2018年9月)


2019年6月発売の芋焼酎「sakushima~咲島~」

 JA西三河は地域振興活動として、佐久島で増加する耕作放棄地の対策のため、西尾市や島民団体「島を美しくつくる会」と連携して、新たな島の名産品づくりの取り組みを行っています。

 JA西三河は2017年4月、西尾市へ農業用トラクター1台とフレールモア、景観植物の種等を寄贈しました。このトラクターは佐久島にて耕作放棄地の耕起や、農作物や景観作物の植栽のための農地作りに利用されています。

 これと並行して同年度、島を美しくつくる会の企画する「島おこしのNEXTステージプロジェクト」の一環として、佐久島の新たな名産品候補としてのサツマイモ栽培の計画がスタート。栽培に際しては無農薬・減農薬での栽培を行い、安全・安心で付加価値の高いサツマイモとその加工品を佐久島の特産物へ育成する取り組みが始まりました。

 2017年度は試験栽培として、佐久島クラインガルテンの試験圃場1.1アールで8品種・約1200本を栽培し、11月には約500キロのサツマイモを収穫。品種ごとの出来栄えや収穫量をチェックしました。2018年度は栽培品種を「紅はるか」に統一。佐久島クラインガルテンでの試験栽培の面積を17アールまで拡大しました。また島民の希望者7名がそれぞれの畑にて、JAや県農業改良普及課の指導のもとでサツマイモを栽培しました。この年は試験圃場と島民による栽培あわせて1.2トンを収穫。JAはこの佐久島産サツマイモを原料に本格芋焼酎「sakushima~咲島~」を製造し、2019年6月に販売を開始しました。

 JAでは今後も、サツマイモつるの供給や島民への営農指導を通して、佐久島でのサツマイモ栽培をサポートします。芋焼酎「sakushima~咲島~」も引き続き製造するほか、サツマイモを利用した新メニューの開発、島内の飲食店での食材利用も目指します。また島民団体・西尾市との連携のもと、サツマイモに続く新たな名産品作りにも参画していきます。

 佐久島は三河湾に浮かぶ面積1.81平方キロメートル・人口225人(平成31年4月現在)の島。近年は年間観光客数10万人を数える人気観光地ですが、主産業であるアサリ漁獲量の低下や、耕作放棄地の増加による景観の悪化、人口減少と高齢化が課題になっています。JA西三河は上記の取り組みのほか、佐久島店を中心とした金融・共済サービスの提供や、Aコープ一色店への商品注文のとりまとめと受発注・配達、佐久島しおさい学校への新米寄贈などを通し、佐久島の暮らしを支えています。

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(2019.8)