農と食のこと

西尾市の農産物紹介

水田作

コメ
愛知県の年間出荷量 142,500トン(2015年)
西尾市の年間出荷量 4,900トン(2015年)
国内の主な産地 新潟県、北海道、秋田県
収穫期 8月中旬~9月(コシヒカリ)
9月中旬~10月(あいちのかおり)
JA西三河の加工品 「矢作の恵」ポン菓子
「あまざけ」

矢作の恵 言わずと知れた「日本人の主食」のお米。古事記で日本のことを「瑞穂の国(お米の稲穂が瑞々しくみのる国)」と呼んだように、縄文時代から栽培されている、古い栽培の歴史を持っている作物です。

 西尾市では主に『コシヒカリ』と『あいちのかおり』の2種類を主に生産しています。耕畜連携(※)を推し進め、有機質肥料を利用して安全・安心な米の生産に努めています。

 JA西三河では、西尾市内で採れたお米をブランド米「矢作の恵」として販売しています。食味良好で安全・安心な「矢作の恵」のお買い上げは、西尾市内のAコープ等まで。

(※耕畜連携:米や野菜等を生産している耕種農家へ畜産農家から堆肥を供給したり、逆に転作田等で飼料作物を生産し、畜産農家の家畜の飼料として供給する等、耕種サイドと畜産サイドの連携を図ること)

麦(小麦)
麦(小麦)
愛知県の年間出荷量 15,770トン(2015年)
西尾市の年間出荷量 6,300トン(2016年)
国内の主な産地 北海道、福岡県、佐賀県
収穫期 6月上旬~中旬
JA西三河の加工品 「きぬあかりひやむぎ」「きぬあかりそうめん」

 とくに「麦」と言ったときには、パンやうどんなどの原料となる、いわゆる「小麦」を指します。西尾市内では『きぬあかり』、『イワイノダイチ』の2品種を主に栽培。西尾市の麦生産者の技術力は高く、愛知県内でも1・2を争う麦の生産量を誇っています。

 市内で最も多く生産されている『きぬあかり』は、愛知県農業試験場で生まれた新品種。『きぬあかり』でできた小麦粉は白く、コシのあるもっちりとした麺が作れるため、うどんやきしめんの材料等としてよく利用されています。病害虫に強く、収量も高いため、愛知県の奨励品種に指定され、県内で盛んに栽培されています。

 『麦秋』と呼ばれる収穫目前の6月の麦畑を見てみると、麦の穂が黒っぽい水田と、白っぽい水田があることがわかります。白い方が『きぬあかり』、黒い方が『イワイノダイチ』です。


手前が『きぬあかり』、右奥が『イワイノダイチ』

大豆
大豆
愛知県の年間出荷量 5,540トン(2015年)
西尾市の年間出荷量 1,530トン(2015年)
国内の主な産地 北海道、佐賀県、福岡県
収穫期 11月下旬~12月

 しょうゆやみそ、豆腐などの原料になる、和食と日本人には欠かせない大豆。遺伝子組み換えされたものが多いといわれる輸入大豆の不安から、国産大豆を利用した製品が注目されています。

 西尾市内では、遺伝子組み換えされたものではない、安全・安心で高品質な大豆『フクユタカ』を安定して生産。管内のAコープでは、地元産大豆で作られた豆腐を販売しています。

西尾の米・麦・大豆の生産

麦の収穫(2013年6月、吉良町にて) 西尾市は米・麦・大豆生産の担い手農家への農地集約が進んでおり、多くの水田でブロックローテーション(2年かけて米・麦・大豆を1作ずつ行う)を行っています。

 米・麦・大豆生産の担い手農家で組織している「JA西三河農作業受託部会」の会員49人(法人含む)のひとりあたり平均水田作面積は約51ヘクタール。田植機やコンバインなどの農業機械を効率的に運用し、コストダウンを図っています。

米・麦・大豆農家(オペレーター)の生産スケジュール(2年間)

生産スケジュールカレンダー

農産物検査業務に関する産地品種銘柄の選択銘柄について

JA西三河が定款で定めている、農産物検査に関する産地品種銘柄の選択銘柄は以下の通りです。

品目 道府県 品種
水稲うるちもみ
及び水稲うるち玄米
愛知県 あきたこまち、大地の風、みねはるか、ミル キークイーン、ひとめぼれ、ゆめまつり、あき だわら
水稲もちもみ
及び水稲もち玄米
愛知県 十五夜糯、ココノエモチ
醸造用玄米 愛知県 夢吟香
普通小麦 愛知県 きぬあかり、ゆめあかり

(平成28年5月2日施行)

  • 「農産物検査に関する基本要領」(平成21年5月29日付21総食第213号総合食料局長通知)Ⅰの第2の1の(2)の規定による

てん茶

てん茶
愛知県の年間出荷量
(てん茶のみ)
539トン(2014年)
西尾市の年間出荷量
(同上)
431トン(2015年)
国内の主な産地 京都府、愛知県、静岡県
収穫期 5月上旬~中旬
JA西三河の加工品 抹茶プリン
抹茶デザート

 日本人に古くから親しまれている「お茶」。

 西尾市で主に生産されているのは、「てん茶」と呼ばれる、抹茶の原料になるものです。

 乗用摘採機での収穫も進んでいますが、今でも約半数の茶生産者が茶葉の手摘みを行っています。これに加えて、棚式の寒冷紗を用いた遮光を行っていることも、西尾のてん茶生産の大きな特徴。一番茶だけをていねいに手摘みした抹茶は、高級感ある濃厚な甘み・うまみに仕上がります。また、棚式の寒冷紗を用いることで茶葉が薄く広がり、苦み・渋味のもととなるタンニンの少ない、まろやかな味の抹茶が出来上がります。

「西尾の抹茶」ブランドロゴマーク 西尾の抹茶の歴史は古く、鎌倉時代後期の1271年(文永8年)、西尾市上町の実相寺境内に、開祖・聖一国師がお茶の種をまいたことが始まりとされています。明治初頭には宇治より茶種と栽培技術が導入され、同寺近隣の農家による茶栽培が本格化し、日本有数の産地へと成長。長らく市町村別での生産量日本一を誇っていました(現在は市町村別統計が廃止されたため不明)。

 2009年には、西尾茶協同組合と西尾市茶業組合により、西尾市と周辺地域の特産である「西尾の抹茶」が特許庁の地域団体商標(※)に認定されました。抹茶の地域団体商標としては全国で初。知名度と付加価値を高め、伝統ある西尾市の茶栽培を未来へつなげていこうと、茶生産者や関係業者、行政機関が連携してPRと販売活動を広く行っています。

 毎年5月中旬ごろからは市内の小中学生による茶摘み勤労体験学習が行われ、市民の大半が一生に一度は茶摘みを経験。市内では時折々にお茶会や野点が開かれ、市民全体が抹茶の文化に親しんでいます。2006年には市内で「ギネスに挑戦!!まちなか1万人 西尾大茶会」が開かれ、市民14,000人以上が参加。この記録は『茶会の最多参加者数』としてギネスブックにも記録されました。

 近年は抹茶アイスなどの加工品の原料としての需要が急激に増加しており、ご当地・西尾の特色ある食材である抹茶を使った食料加工品を生み出そうとする動きも盛ん。取扱い業者の中には、加工食品素材としての抹茶を売り込もうと海外へ進出するものもあります。

(※地域団体商標:事業者の信用維持を図り、産業競争力の強化と地域経済の活性化を支援することを目的に、平成18年4月より特許庁が導入した制度。「地域ブランド」とも呼ばれています。参考:特許庁ホームページ

果物

イチゴ
いちご
愛知県の年間出荷量 9,100トン(2015年)
西尾市の年間出荷量 1,100トン(2015年)
国内の主な産地 栃木県、福岡県
収穫期 10月末~6月上旬
(需要ピークは11月下旬~12月上中旬のクリスマス前、出荷ピークは3月~4月)
JA西三河の加工品 いちごジャム
西尾市産いちごゼリー

 イチゴはバラ科の多年草。いわゆる「イチゴ(英語でいうStrawberry)」としてスーパーなどに並んでいるものはオランダイチゴ属のものを指します。

 西尾市では「章姫」と「紅ほっぺ」の2品種を栽培。クリスマスケーキに使われる12月が需要のピーク。その時期にたくさん収穫できるよう、西尾市内ではイチゴの促成栽培を行っています。8月ごろにイチゴの苗に夜冷処理(冷蔵庫に入れて花芽分化(※)を図ること)を行い、9月上中旬に定植。11月から収穫を開始し、12月のピークにあわせた本格出荷を可能にしています。

(※花芽分化:イチゴの生長点が葉芽から花芽に変わること。これが起こると茎の成長が止まって花をつけ、数か月後にイチゴを実らせます。イチゴは日が短くなり、気温が下がると花芽分化を迎えます。西尾市内では、夜冷処理を行って花芽分化させたイチゴ苗を9月に定植し、加温したハウスの中で育てることで、11月からの収穫・出荷を可能にしています)

イチジク(無花果)
イチゴ
愛知県の年間出荷量 2,516トン(2013年)
西尾市の年間出荷量 157トン(2015年)
国内の主な産地 愛知県(全国1位)、和歌山県、大阪府
収穫期 4月上旬~8月中旬(ハウス)
8月上旬~11月上旬(露地)
JA西三河の加工品 いちじくジャム
西尾市産いちじくゼリー

 イチジクは血圧を下げる効果のあるカリウムや腸内環境を整える食物繊維を豊富に含み、かつては薬用にされていたこともあるほど健康に良いフルーツです。西尾市内では露地・ハウスあわせて47人(2015年)の生産者がイチジクを栽培しており、ハウスは4月上旬~8月中旬、露地は8月上旬から11月までと、長期間にわたって収穫が行われます。

 愛知県は日本一のイチジク生産地。西尾市などの西三河地区は、その中核を担っています。西尾市のイチジク生産者で組織する「JA西三河いちじく部会」は、JAあいち中央・JA豊田市・JAあいち三河のイチジク生産部会で組織する「西三河いちじく部会」の一員として、全国一のブランドを確立しています。

 新規就農者が取り組み始めやすいことが魅力の作物でもあり、若手生産者や定年帰農者の就農も盛んです。2年目から収穫可能で、3年目から成園並みの収穫量を挙げることができます。作業内容が平準化されており、高所での作業も必要ありません。JA西三河では、イチジク専門の新規就農者向け講座『いちじくスクール』を開校しています。座学研修や生産者のイチジク果樹園での剪定・収穫の実習を通して、1年間かけてイチジクの栽培について学びます。イチジク専門の就農講座は県内でも珍しく、西尾市内に限らず、近隣市町からも受講生が集まり、西三河地区全域の生産基盤づくりに貢献しています。

いちじくスクールについてはこちらのホームページもご覧ください。
いちじくスクール

梨
愛知県の年間出荷量 5,870トン(2015年)
西尾市の年間出荷量 250トン(2015年)
国内の主な産地 千葉県、茨城県、鳥取県
収穫期 7月末~8月上旬(幸水)
8月下旬~9月中旬(豊水)
9月中旬~9月下旬(あきづき)
9月下旬~10月上旬(新高)

 真夏の味覚・梨。西尾市内では「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」の4種類を主に生産しています。出荷は8月から9月にかけてですが、品種ごとに見ると「幸水」が7月末からお盆前ごろ、「豊水」が8月下旬から9月上旬と短期間。収穫期の梨農家は毎日が大忙しです。

 西尾の梨は、梨ひとつひとつに袋をかける有袋栽培をしているのが特徴。産地全体で有袋栽培を行っている産地は三河地域では唯一。6月中旬に袋掛けされた梨は、収穫まで袋の中で大切に育ちます。袋掛けにより果皮を美しく仕上げ、病害虫の被害を防ぐとともに、農薬の使用量・回数を抑えることができます。

 また、消費者の安全・安心志向に対応し、農薬の使用回数を減らすために、害虫の性フェロモンをうまく利用して発生を抑えるとともに、残留農薬検査などを実施しています。

切花

カーネーション
カーネーション
愛知県の年間出荷量 4,392万本(2014年)
西尾市の年間出荷量 2,555万本(2014年・県内1位)
国内の主な産地 長野県、愛知県、兵庫県
収穫期 9月下旬~6月中旬
(5月第2日曜日の「母の日」前がピーク)

 「母の日」の花としてよく知られているカーネーション。イスラム教圏では古くから愛され、モスク(イスラム教の寺院)などの文様にしばしば使われています。

 西尾市では、平坦で区画整理のできた地形や豊富な日照量、名古屋を中心とした大消費地を付近に持つことを強みに、旧一色町地域で昭和35年から生産がはじまり、全国トップクラスの産地へと成長しました。

バラ
バラ
愛知県の年間出荷量 4,300万本(2014年・全国1位)
西尾市の年間出荷量 688万本(2014年)
国内の主な産地 愛知県、静岡県、福岡県、山形県
収穫期 周年
(出荷ピークは3月~5月)

 色鮮やかで香りも強く、古代バビロニアの『ギルガメシュ叙事詩』にも登場する、4000年以上も前から人々に愛されてきた花です。春の3月~5月が出荷のピーク。この時期は卒業式・入学式や結婚式のシーズンで、バラが多く消費されます。

 西尾市のバラ生産者で作る「レインボーバラ共選組合」では、約140種のバラを周年生産しています。真夏には生産を休む産地もある中、西尾市の一部の生産者は施設内に冷房をかけ、ボリューム感あるバラを休まず出荷しています。

 バラは西尾市のシンボルフラワーに指定されており、バラ栽培を楽しむ愛好家のバラ園も多く、市内各地でバラの姿を見ることができます。レインボーバラ共選組合でも、「花育教室」として市内の小学校でバラに関する授業を行ったり、市役所へのバラの寄贈を行うなど、市民とバラが親しむ機会づくりに貢献しています。

キク(輪菊)
キク(輪菊)
愛知県の年間出荷量 3億8550万本(2014年・全国1位)
西尾市の年間出荷量 520万本(2014年、ロイヤルマムのみ)
国内の主な産地 愛知県、福岡県、沖縄県、長崎県
収穫期 周年

 日本の国花・菊。平安時代に成立した『古今和歌集』に菊を詠んだ歌が登場するなど、古くから日本人に愛されています。

 西尾市内の輪菊生産農家で組織する「ロイヤルマム(西三河南部菊生産組合)」では、12戸の生産者が輪菊『精の一世』『神馬』を栽培。日本一の品質の菊生産を目指して、厳密な品質管理のもとでの生産を行っています。

 出荷直前には、生産者や県農業改良普及課、JA担当者などがハウスを巡回して審査。合格したものだけが共選品として選花場に出荷できる体制をとっています。

 「ばら受け選花」の体制を取っていることも大きな特徴。選花場では、出荷された輪菊一本一本を選花員が厳しくチェックし、曲がりや病害虫被害のあるものなどの混入を防ぎ、安定した高品質を実現。この2段階の選花で、他産地の追随を許さない高いブランド力を実現。市場からの高い信頼を得て、年間を通して他産地よりも安定した単価を維持しています。

選花場でのばら受け選花 通常、キク産地がピークとなるのは、お盆とお正月、春と秋のお彼岸の時期。しかしロイヤルマムの生産者によれば、「そのシーズンに合わせて生産量を多くするという意識はない」という人がほとんど。その理由は、ロイヤルマムの輪菊が業務用として利用されるのがメインとなっているためです。

 この「業務用」とは、具体的には『葬儀場で利用するための菊』のこと。四季に関係なく仕事が舞い込む葬儀屋さんのニーズに応え続けるため、ロイヤルマムでは事務局を中心に出荷調整を実施して季節ごとの生産量を平準化し、高い品質の菊を一年通して安定出荷できる体制を整えています。

デルフィニウム
デルフィニウム
愛知県の年間出荷量 819万本(2014年)
西尾市の年間出荷量 55万本(2015年)
国内の主な産地 北海道、愛知県
収穫期 10月下旬~6月下旬
(出荷ピークは4月~6月)

 キンポウゲ属の青い花・デルフィニウム。つぼみの形をイルカ(ギリシャ語でDelphis)に見立てて学名をデルフィニウム(delphinium)と名付けられました。また和名では花の形をツバメに見立てて『大飛燕草』とも呼ばれています。

 「青い花」はカーネーション・バラ・菊では作ることができず、他の花でも限られた品種しかありません。鮮やかな青い花が咲くデルフィニウムは、冠婚葬祭や花束づくりの際に青い色のアクセントとして用いられています。JA西三河デルフィニウム部会(愛称:オアシス)では年間約55万本のデルフィニウムを主に関東方面へ出荷。JA・行政・生産者が一体となり、技術の向上を目指しています。

野菜

キュウリ
キュウリ
愛知県の年間出荷量 10,600トン(2015年・冬春きゅうりのみ)
西尾市の年間出荷量 2,905トン(2014年・JA西三河きゅうり部会のみ)
国内の主な産地 宮崎県・群馬県・埼玉県
収穫期 11月~6月 
(出荷ピークは3月~5月)
JA西三河の加工品 きゅうりのお漬物

 露地栽培では夏に収穫されるキュウリですが、西尾市内では、加温したハウスの中で11月から6月にかけて栽培する「冬春キュウリ」の栽培が盛んです。
 西尾市内のキュウリ生産者で組織する「JA西三河きゅうり部会」は、安全・安心で高品質なキュウリを適正価格で提供することを目標に栽培に取り組んでいます。2005年に、JA池田センターに独自のアイデアを取り入れた選果機を建設し、キュウリ産地では全国初となるトレーサビリティ体制を確立。選果データや栽培技術の高い部会員の知恵を部会全体で共有。栽培技術をマニュアル化するなど、部会全体の技術力の向上に努め、単収(10アールあたりの収穫量)20トン以上と、全国平均の2倍以上の値となっています。

 これらの取り組みが評価され、同部会は2013年には「日本農業賞・集団組織の部」で大賞を受賞しました。新技術の導入やキュウリのPRにも積極的。さらなる進歩に向けて、つねに新たなチャレンジを続けています。

きゅりん。 右のキャラクターは西三河冬春きゅうり部会のマスコット「きゅりん。」です。自分たちのキュウリをPRするキャラクターをつくろうと、JA西三河きゅうり部会青年部(45歳以下の部会員で構成)のメンバーが発案しました。部会員の名刺やポロシャツ・Tシャツ・ジャンバー、売場のPOPやミニのぼりなど、いろんな場所に登場し、西三河地域のキュウリのPRに活躍しています。

(※ 西三河冬春きゅうり部会:JA西三河きゅうり部会とJAあいち中央胡瓜部会で組織する共販組織。「三河みどり」ブランドで冬春キュウリを販売しています。)

トマト・ミニトマト
トマトミニトマト
愛知県の年間出荷量 大玉24,000トン
ミニトマト10,800トン(2015年)
西尾市の年間出荷量 大玉370トン
ミニトマト75トン(2015年)
国内の主な産地 熊本県、北海道、茨城県
収穫期 10月下旬~7月上旬

 ビタミンCなど健康にうれしい成分をたくさん含むトマト。西尾市内では吉良町南部の三河湾沿岸を中心に、10月下旬から7月上中旬にかけてハウスの中で栽培されています。大玉トマトは『桃太郎』、ミニトマトは『キャロル7』を生産。吉良町は海に近いため、土壌に塩分とミネラルが豊富。この土壌を活かして、糖度の高いトマトを作っています。

 JA西三河トマト部会では、房取りミニトマトを「赤美味(あかうま)」の名前で販売。この名前は『忠臣蔵』の吉良殿として知られており、お膝元である地元・西尾市では名君と慕われている吉良義央公の愛馬「赤馬」にちなんでいます。高度な栽培技術により房全体を赤く完熟させてから収穫することで、より「完熟性」「新鮮感」の高いミニトマトに仕上げています。

ナス
ナス
愛知県の年間出荷量 12,300トン(2014年)
うち冬春作8,260トン
夏秋作4,040トン
西尾市の年間出荷量 272トン(2015年、冬春のみの値)
うち共選175トン
国内の主な産地 高知県、熊本県、群馬県
収穫期 10月~6月
(出荷ピークは4月~6月)

 ビタミンB・Cや食物繊維を多く含むほか、ナスに含まれるポリフェノール・ナスニンには活性酸素の発生を抑制する抗酸化作用があり、ガンを抑制するのに効果的だといわれています。

 西尾市では10月から6月にかけて、ハウスで「とげなし美茄子(びーなす)」を生産し、主に県内の市場に向けて販売。「とげなし美茄子」は愛知県で生まれた新品種で、肌につやがあり他のナスと比べて日持ちがするなど多くの利点をもっています。本来なすにはトゲがあるものですが、「とげなし美茄子」はお店で手に取るときや、調理の時にとげが手に刺さりにくく安心。料理の時にも煮崩れしにくく、煮物や炒め物に適しています。

タマネギ
タマネギ
愛知県の年間出荷量 27,000トン(2014年)
西尾市の年間出荷量 500トン(2015年)
国内の主な産地 北海道、佐賀県、兵庫県
収穫期 3月下旬~7月中下旬(内訳)
3月下旬~6月上旬(生食用)
5月中旬~7月中下旬(加工用・契約栽培)
JA西三河の加工品 黒酢造り 生玉ねぎドレッシング

 様々な料理に使われるタマネギ。血液サラサラ効果や、糖尿病・高脂血症といった生活収穫病が予防できるとされています。砂地での栽培に適する性質から、西尾市内では寺津地区・平坂地区といった海岸沿いの地域で栽培されています。

 伝統的な生食用(家庭での消費用)としての生産のほか、平成20年代からは、遊休農地の活用と水田農家の副業として、加工用タマネギの契約栽培も行われています。JA西三河とJAあいち経済連が出荷時期・出荷量と買い取り金額をあらかじめ契約し、農家から集荷したタマネギを経済連を通して直接食品会社へ販売。市況に左右されず、収入の見込みが立てられるため、農家経営の安定につながります。

鉢物・植木

鉢物

鉢物 お祝いごとやインテリアに使われる観葉植物や洋ランなども西尾の名産。

 西尾市内の鉢物生産者で組織する「西尾鉢物出荷組合」では、コチョウランや 観葉植物、果樹・花木の鉢植えや山野草類を指す『和物』、鉢花など、個性豊かな鉢物を生産しています。

 また、同組合のホームページでは、それぞれの生産者が作っている様々な鉢物が400種以上も登録されています。

西尾鉢物出荷組合の詳しい情報については、同組合のホームページをご覧ください。
西尾鉢物出荷組合

植木

植木 西尾市内では福地地区を中心に、造園・ガーデニングに使われる植木や苗木が生産されています。また植木生産者の多くは、花壇用の草花苗や、家庭菜園用の野菜苗も生産。福地地区の生産者の多くは、憩の農園などで販売しています。

 憩の農園の展示庭園では、生産者の作った植木・苗木のほか、造園業を行う庭師さんのモデル庭園も展示。販売とあわせて、庭作りのご相談もお受けしています。

植木生産および憩の農園については、憩の農園ホームページもあわせてご覧ください。
JA西三河「憩の農園」のご紹介

畜産・酪農

 牛や豚を育てる畜産、乳牛を飼育して生乳を出荷する酪農。酪農家・畜産家は、おいしいお肉や新鮮な牛乳を届けるため、毎日休まず牛や豚の世話をしています。

 畜産農家は子牛や子豚を育成して市場へ出荷。また酪農では市内で約1700頭の成牛を飼育し、一日に約30トンの生乳を出荷。県内の指定業者が集荷し、主に飲料用に利用されています。